"Daysleeper" R.E.M. [音楽]
言葉の響きがとても美しくて、大好きになった曲。思えば、洋楽で初めて言葉の響きに感動した曲かもしれない。
去年、惜しまれつつも解散したR.E.M.。日本では人気・知名度ともにいまいちだが、かつてはローリングストーン誌に、「世界で最も重要なロックバンド」と形容されたほどのバンドです。というのも、オルタナティブのムーブメントにおいてR.E.M.の存在は大きな影響を及ぼしたし、オルタナティブの一環であるグランジの雄、NIRVANAのカート・コバーンがR.E.M.をリスペクトしており、マイケル・スタイプとも親交が深かった。カート・コバーンが「R.E.M.のような曲を書けるようになりたい」と話していたことや、自殺する直前に聴いていたのがR.E.M.の『Automatic For The People』であったことは有名な話。 ちなみに、R.E.M.の『モンスター』はカート・コバーンへの追悼曲が収録されている。また、Radioheadのトム・ヨークもR.E.M.、特にマイケル・スタイプと親交が深く、『OK COMPUTER』でのブレイクによる混乱期にアドバイスをもらったりしていたそうだ。
そんな、R.E.M.の最大の転機が『NEW ADVENTURES IN HI-FI』リリース後のビル・ベリー（ドラム）の脱退だろう。そして、ビル・ベリーの脱退というバンド史上最大の危機を乗り越え制作されたのが、この"Daysleeper"が収録されている『UP』である。僕はこの『UP』がR.E.M.の作品の中で最も好きなアルバムで、R.E.M.に限らずとも好きなアルバムBEST5に入るぐらい『UP』が好きだ。数人の友達にも聴いてもらったが、ほぼ気に入ってもらえる。
なのに、R.E.M.のキャリアの中で評価が低い作品であることが不思議でしかたがない…。
"Daysleeper" R.E.M.
- アーティスト:R.E.M.
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/03/21
- メディア: CD
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