"点描のしくみ" 吉井和哉 [音楽]
やっぱ、ロックスターだな、吉井和哉は。と、わずか1分24秒の映像でそう感じさせるに足る"点描のしくみ"のPV。29日の発売が楽しみだ。シングルを買うなんて、かなり久々。
この1分24秒のShrot verのPVでレビューするのはかなり早計ではあるが、現状で確認しうる範囲で言うならば、まず、歌声が少しThe Yellow Monkeyの頃のそれに近い気がする。The Yellow Monkeyの『8』制作時に、吉井和哉はボイトレで自身の歌唱力の強化を計ったと記憶している。(それだけ試行錯誤していた時期だった。)その後、歌唱力に劇的な変化があったかと言うと、そうでもないが、変に丁寧に歌い上げるようなところが垣間見えるようになる。が、この"点描のしくみ"における吉井和哉の歌声は、吉井和哉の感性をむき出しにしたネイキッドな吉井和哉の歌声になっている。映像においても、The Yello Monkey時代のグラムロック的ビジュアルを思わせる。吉井和哉のソロワークとしては、もっともThe Yello Monkeyのイメージに近いPVではないだろうか。
一方で、そのサウンド面では、これまでにない印象を受ける。特に淡々としたリズム主体のシンプルなイントロ。これほどに淡白なイントロは今までの吉井和哉にはなかったように思う。かと思いきや、サビに入るや否やギラギラした吉井和哉らしいサウンド。静から動へ移る展開は吉井和哉の得意とするところであるが、これがこれまでになく実にさりげなくシフトされていてスムーズな聴き心地を覚える。
次に気になった点は、歌詞。"シュレッダー"をリリースしたあたりから気になっていたのだが、吉井和哉はたまにまわりくどいというか、妙に言い回しがもたつくような歌詞を書くことが増えた。スパッと頭に入ってこないような。言葉数が増えたような。最近でいうと"煩悩コントロール"もそうだと思う。が、その"煩悩コントロール"では、その手の歌詞とサウンドがうまく噛み合い始めていた。そして、この"点描のしくみ"でその取り組みは結実し、完全にサウンドとマッチしたように思う。今までもたつくような印象を受けていたのは、曲との融合が未完成だったのだろう。
早くフルサイズで聴きたい。 サマソニの大阪会場の日曜日に吉井和哉が出演するので、とても行きたいのだが、とてもとても行きたいのだが、それ以上にももクロなんぞを出演させるロックフェスには行ってなるものかという思いが強く、行かないことに決定しています。今年のフジは過去最高のラインナップで、今年のサマソニは(一部の出演陣のせいで、)過去最低のラインナップです。ちなみに、開催直前の現時点において、大阪会場のチケットは1日券・2日通し券のどれも売り切れていない…。やっぱり方針を見直した方が良いんじゃないでしょうか、クリエイティブマンさん?
"点描のしくみ"(Short Ver.) 吉井和哉
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HanageDarakeさん、こんばんは
ロビンちゃん、yomogiも好きです❤
by yomogi (2012-08-18 22:52)
yomogiさん、こんにちは!
今頃、ロビンちゃんはサマソニ大阪会場でライブをしている頃ですね。
少し前から大阪ではまた雨が降っているので、心配です…。
by HanageDarake (2012-08-19 16:46)