The D.O.T. 大阪公演に行ってきました。 ~Twitter編 [音楽]











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『BE』 Beady Eye [音楽]

2ndにして、ようやくBeady Eyeの音楽が明示的に鳴らされた。

前作『Different Gear, Still Speeding』では、箍が緩んで締りがない印象があったが、この『BE』ではそういったところが見事に払しょくされている。
特に、前作と比べてリズムが巧妙になっており、全体に締りを与えているだけでなく、リアムのメロディが持つ潜在的な軽快感がより活かされる。
また、前作に見られた冗長さも幾分スリムになり、より曲の輪郭が明確になっている。

さらに見逃せないのは、『BE』リリース前に放送された「Later... with Jools Holland」というBBCでの番組でのライブ映像。
演奏されたのは、『BE』のリードトラック"Flick Of The Finger"。
ツインドラムとホーンセッションの迫力ある演奏に、リアムの貫録が拮抗する。
このようなロックスター然としたリアムは久々に見た。
たかがTV番組でのライブ演奏でこの迫力となると、本格的なライブには否が応でも期待してしまう。

そんな訳で、「Beady Eye観たいし、東京までサマソニ行っちゃおうかな」などと思っていた矢先、サマソニ前日に大阪会場でBeady Eyeをヘッドライナーに迎えたスペシャルイベントが開催されるというニュースが!!
これは行くしかないな。

"Flick Of The Finger" Beady Eye

ビー

ビー

  • アーティスト: Beady Eye
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2013/06/05
  • メディア: CD



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どうぞ、安らかに… [音楽]

正直なところ、訃報のニュースを読むまで名前も知らなかったbloodthirsty butchers。
どんなバンドだろうと興味本位でYouTubeを検索するとこの"7月"という曲のライブ映像が一番上にヒットした。

着飾ろうなんて気は毛頭なく、ただただ魂から漏れ出す熱をそのまま音にしたような演奏、声、言葉。
圧巻と言う他ない、素晴らしいステージなのに、これを観終えた僕には興奮ではなくて、寂しさだけが残響として打ち寄せる。
もうこの演奏が永遠にこの世に鳴り響かないからということもあるだろうけど、それだけではない気がする。

お疲れ様です、bloodthirsty butchers 吉村秀樹さん。
もっと早くに出会いたかったです。

"7月" bloodthirsty butchers


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『More Light』 Primal Scream [音楽]

混迷する世界に対峙する姿を模索するかのようなアルバム。

漫然と世界を覆う暗雲に対する警鐘を鳴らす狂気と五月晴れの多摩川沿いのような穏やかな陽気。
前者は悲観であり、後者は楽観。
前者は"2013"であり、後者は"It's Alright,It's OK"。
そして、この二曲は『More Light』の両極でありながら表裏一体である。

ボーカルであるボビー・ギレスピーの最近のインタビューによると、ボビーはイギリスのみならず世界中が右傾化しているような現状を嘆き、そのような状況に反応を示さないアートに対して疑問を感じているそうだ。
『More Light』を聴いていると、ボビー自身がロック・ミュージックの担い手の一人として、どういった姿勢で世界と対峙すべきか常に試行錯誤している姿を見ているようだし、同時に他のロック・ミュージシャンに対し、「みんな、どうしちゃったんだよ?」と訴えかけているようにも聴こえてくる。

"2013"にはそういった体制やロック・ミュージック・シーンへの反抗が明示されていて分かりやすい。
一方、"It's Alright,It's OK"には「日常はちょっとした良いこと、嫌なこと、いろいろだけど、あまり構えすぎずにしっかりやってこうよ」ってメッセージが込められていて、ありがちと言えばありがちなメッセージが、この流れで聴くことで、「こんな日常だって戦いなんだよ」ってちょっと違って聴こえてくる。

"2013" Primal Scream

 

"It's Alright,It's OK" Primal Scream

モア・ライト デラックス・エディション(初回生産限定盤)

モア・ライト デラックス・エディション(初回生産限定盤)

  • アーティスト: プライマル・スクリーム
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: CD



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Death of Auto-Tune [音楽]

Daft PunkがNMEのインタビューでオート・チューンについて下記のように語ったそうな。

以下、引用

「ポップ・ミュージックは今や薄気味悪い時代に突入しているよ。たとえば、オート・チューンがいい例だよね。エフェクトとしてのオート・チューンはすごく楽しいものだと思うよ。ぼくたちとしてはギターのワウワウと同じジャンルのエフェクターだと考えてるんだ。

(中略)

でも、オート・チューンにはそれとわからない巧妙な使い方もあって、それはパフォーマーの声にオート・チューンがかかっているとわからないように効果をかけていくことなんだ。そうすることで声は『完璧』になるわけだね。わずかな狂いを修正するのにオート・チューンを使うとなると、なんか非人間的なものを作り出すことになるんだよ」

引用ここまで(引用元URL http://ro69.jp/news/detail/82481

「非人間的なもの」という言い回しが音楽、もしくはその作り手に対する愛情やら尊敬の念が伝わってきて、何とも憎いコメントだし、これがエレクトロの代表格であるダフト・パンクのコメントである点も面白い。

確かに、ボーカルの補正としてのオート・チューンは音楽の人間的な息吹、生命感を奪ってしまう。それはアコースティックだろうと、エレクトロだろうと同じこと。ボーカロイドぐらい開き直って完全に非人間的なものにしてしまえば、また違った楽しみ方もあるのかもしれないけど(笑)

もちろんのことながら、ボーカル補正としてのオート・チューン批判はDaft Punkに限らずで、Jay-Zなんかは"D.O.A(Death Of Auto-Tune)"なんて曲も作っている。サビの部分の酔っ払いみたいなヨタヨタしたボーカルはあえてそんな風に歌っているそうな。加えて、「これが生きた音楽だ!!」と言わんばかりの息遣いを感じさせるラップ。ヒップ・ホップはさほど聴かない僕ですが、リリース当時、聴きまくったなぁ。

いやぁ、カッコ良いっす!!

"D.O.A (Death of Auto-Tune)"  Jay-Z

Blueprint 3

Blueprint 3

  • アーティスト: Jay-Z
  • 出版社/メーカー: Roc Nation
  • 発売日: 2009/09/11
  • メディア: CD

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